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交通事故と睡眠時無呼吸症

2014.03.05 | Category: 交通事故,健康

みなさん、こんにちは。

 

おしょーブタです。

 

 

3月3日、富山県の北陸自動車道小矢部サービスエリア内で、

 

普段から僕ら仙台市民が親しんでいる宮城交通の

 

仙台発、金沢行きの夜行バスが、大型トラック2台と衝突する事故を起こしました。

 

死者2名、けが人25名の惨事でした。

 

この事故が、あろうことか、またもや・・・

運転手の睡眠時無呼吸症候群が関係する居眠りが原因の可能性があるそうです。

 

睡眠時無呼吸症候群については、すでに多くの方がご存知かと思いますので、詳細は省きますが、問題はここのところずいぶんこの手の事故が増えている・・・ということです。

 

睡眠時無呼吸症候群が関与した交通・運輸事故の事例

事故発生年・場所 事故状況 判断・判決(2013年6月現在)
2002年 和歌山 乗用車が対向車線にはみ出し、軽乗用車と正面衝突。3人が重軽傷。乗用車の運転手は中等から重症のSASと診断。 SASのため、突発的に睡眠していた疑いが払拭できないとして、業務上過失傷害罪の成立を認めず。無罪判決。(大阪地裁・2005年2月)
2003年 岡山 山陽新幹線で運転士が居眠りをしたまま運転。けが人なし。運転士はSASと診断。 本人にSASの自覚がなかったとして、起訴猶予。(岡山地裁・2004年3月 )
2005年 滋賀 名神高速道路でトラック・バスなどを含む多重事故が発生。ブラジル人男性7人死傷。トラック運転手は重度のSASと判明。 事故を起こした元トラック運転手に禁固3年の実刑判決。(大津地裁・2007年1月)
2008年 山形 高速バスの運転士が眠気を催し走行が不安定に。乗客がバスを停車させて事故を防いだ。 医療機関で検査を受け、軽度のSAS症状が判明。
2008年 愛知 大型トレーラーが赤信号の交差点に進入。横断歩道を横断中の男性を死亡させた。運転手は起訴後に重度のSASであることが判明。 SASの影響で眠りにおちた可能性を否定できず犯罪とは証明できないとし無罪判決。(名古屋地裁・2008年11月)後に最高裁まで争われ、懲役5年の実刑が確定。
2009年 長崎 遊漁船が岩場に衝突し釣り客ら3人が死傷。船長がSASであり慢性的な睡眠不足であったことが判明。 船長を業務上過失致死傷容疑で熊本地検に書類送検。(熊本海上保安部・2010年12月)
2012年 群馬 関越自動車道で走行中のツアーバスが運転手の居眠りにより防音壁に衝突。乗客45人が死傷。運転手にはSAS症状が確認された。 係争中(2013年6月現在)
2012年 東京 渋滞中の首都高速湾岸線でトラックがワゴン車に衝突。ワゴン車に乗っていた東京税関職員6人が死傷。眠気を感じてから仮眠状態に陥るまで約1.5キロ、さらに事故に至るまで約1.5キロを運転していたとされる。トラック運転手にSAS症状が確認された。 元運転手に刑事責任を問えると判断し、自動車運転過失致死傷罪で在宅起訴。係争中。(2013年6月現在)

 

ある資料によれば、ざっとこれだけありました。

 

睡眠時無呼吸症候群の患者と、そうでない人を比べた場合、

 

自動車運転時に眠気に襲われた経験を持つ人が4倍!

同じく、居眠り運転の経験を持つ人は5倍!!

 

だそうです。

 

この病が、いかに運転に対してリスクが高いかがわかります。

 

運転の場合、単独で自爆することもありますが、やはり輪をかけて恐ろしいのは、他人を巻き込む可能性が高いことにあります。

 

自動車は安全に運行できなければ、ナイフや拳銃よりずーーーっと危険な凶器に他なりません。

 

そう・・・

こうして何気なく街中を走っている自動車の、

何台に1台かは、便利な乗り物ではなく、

凶器が突っ走っている可能性があるのです。

 

また、

自分達が何気なく乗っているバスやタクシーの、

何台に1台かは、目的地を目指す公共交通ではなく、

地獄行きの可能性があるわけです。

 

 

そう考えると、とても恐ろしい気がします。

 

 

そのような悲劇を起こさないためには、

医学的なケアはもちろん、患者の日常生活状況に対する注意が必要でしょう。

 

今回の宮城交通バスの運転手も、

健康診断で、睡眠時無呼吸症候群の簡易検査で、

「要経過観察」と診断されたことがあったそうで、

 

それに加え、

勤務状況が、12連勤で2日休んで、また11連勤の最終日だったそうで、

会社側は法定の範囲内と言っていますが、常識的に考えて、

客の命を預かる仕事で、この状況は明らかに不適切で危険であると思います。

 

みなさんも、バスに乗る前に、運転手がそのような勤務状況であることを知ったら、乗車に二の足を踏むのではないでしょうか?

 

・・・そういうことです。

 

会社側の認識が、あまりにも甘く、利益優先の度合いが未だに大き過ぎるのです。

それは、消費者にも責任があります。

 

なんでも安ければいい、便利であればいい、訳ではないのです。

 

「安全第一」

 

 

言い古された当たり前のモットーですが、

どんな業種であれ、これに勝るものはないのではないでしょうか?

 

 

 

おしょーブタ

 

 

 

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