スポーツシーズン到来による学生諸君。その腰痛は単なる筋肉痛?それとも・・・
みごとな牡丹雪ですね——-!!
テンクルパーは数日前のラジオの予報であと1回は前回以上の雪が降りますというのを聞いて
他番組でもう終わりですという別の予報士に抗うこの人が当ったらすげーなーー
って考えていたらまさにガッツリ降ってきましたね。
さて題名にも書きましたが、「整骨院あるある」が再来。
いったんある症例が来ると続けざまに同じ症例の患者さんがドドドオーーーっとやってくる。
今回も腰の痛みの患者さんです。
以前はぎっくり腰についてでしたが、今回はスポーツ真っ盛りの学生の方々。
その症例とは「腰部脊椎分離症」です。
この疾患は、成長期のまだ骨が固まりきっていない時期に
反ったり捻ったりしたときに腰椎という腰の骨の後ろにある突起部分に力がかかり
突起が外れてしまうんです。
特徴は後ろにのけぞる(後屈)時の痛みと特有の動きによる痛みの増強で疑いがかかり、
最終的にはレントゲンにて確定診断となるわけです。
このあいだ当院へ来院した患者さんをいつものようにベッドへ案内して
電療を行うために背中をめくった瞬間???
いつもならそんなに気にならないはずの腰がどうも気になる。
久しぶりの来院だが、無口というか口数の少ない学生なんだけどその日もあまり症状や状況を訴えてこない・・・
でもどうも気になって一通り動きを確認したところ、
やはり後屈痛・ケンプ兆候で疼痛誘発・下肢にはシビレなどなし。回旋痛あり。
いつもより悪化した痛みがある・・・・
痛みの位置や筋肉の触診から痛みの誘発が少ない・・・
そして叩打痛といって骨をたたいた時に独特の痛みが走る症状があり
テンクルパーの中ではこれは要精査だ!!
と保護者の方にお話をして念のために整形外科を受診しレントゲンを撮って
確認した後に安静にしながら治療をするか、運動を行いながら治療をするか決めましょうと伝えました。
その後しっかり病院へ行って検査をし再度来院していただきましたが
やはり予想通り分離症でした。
その子は野球をやっているので、投球動作やバッティング時に腰の骨に極端な負荷がかかり離れてしまったんですね。
病院ではもうこの状態で固定しているといわれたようで、
こうなったらもう当院の出番です。
勿論ちゃんとしたリハビリ施設のある病院でしっかり通えるならそれでも問題ないですが、
遠いなどの理由で行ったり行かなかったりになるならば、
断然当院で筋肉を緩めるなど行いながら血行を改善させ回復を早めたり、
痛みの原因となる脊髄神経後枝内側枝という背骨の隙間から出て後ろに向かい、背骨周囲を司る神経に対して過敏にならないようにしてあげたりと
症状を改善させます。
場合によってはガッツリ固定させたほうが骨癒合する場合もあるのでしっかりお医者さんと話し合った上で決めますがね!
今回はもう運動しながら筋肉を付けて骨が動かないようにするしかないとの診断だったのでスパルタ鬼コーチとなってビシバシ特訓!!
とまでは行きませんが身体にあわせてトレーニング開始です。
まだ成長途中で本人の目標身長も180センチ(現在160センチ強)ですから。
今後も思う存分スポーツに打ち込めるように我々スタッフはニーズに応えますから!!
骨折を3日で治せというのは無理でも、なんとかこの大会までには!!!
ってのには俄然張り切って頑張りますよ(笑)