整骨院あるある第3!重度足関節捻挫☆
先週とはうってかわって春の陽気のこの天気。
テンクルパーの大好きな季節の到来です!
特に梅の香りが漂うこの季節が一番
さて、先週は分離症のラッシュがあったことを紹介いたしましたが
それは1週遅れの情報でして今週にかけてはまぁ見事に足関節捻挫のオンパレード!!
1週間で5例は来院されました(汗)
足関節捻挫は足首のところの関節の捻挫ですが、傷める場所は複数個所ありその患者さんの
負傷した原因やわずかな角度によって痛みの出る場所が異なります。
今回のラッシュの先駆けとして来院された方は
内反捻挫という一番オーソドックスなケースで来院されたのですが・・・・
状況を確認するとどうも単純ではない(汗)
本来足の裏が内側を向いてしまい傷めるのは外側の靭帯がメインになるのですが、
今回状況を確認すると外側の靭帯だけでなく、完全に内側の方も痛めている・・・・・・・
かなりの重症な症状です。
腫れや圧痛を確認すると外果(外くるぶし)に触れるだけで圧痛があり(コレだけでかなり重症)
さらには内果(内くるぶし)の周囲も腫れと圧痛がある。
捻挫の度合いが半端じゃないか、繰り返し捻挫の癖があり通常より関節の可動域が広くなってしまっている場合にのみ
起こりうることですが見事に重症なケースで、場合によっては骨まで損傷(骨折)が考えられました。
患者さんは4月の頭にサッカーの試合を控えておりあと3週強・・・・
普通この状況なら骨に異常が無くても2週間のギブスorそれに順ずる固定を要し、
そこから徐々にリハビリへと移行するのがベストです。
しかし・・・
それを患者さんは望まないんですよね・・・
来院してくれたのが木曜日で、テンクルパーは金曜日が休み。
こうなりゃ骨に異常が無けりゃ何とか間に合わせてあげたいと考え、
あくる日にその患者さんに連絡を取り、一緒に病院へ行くことにしました。
その日はスポーツ整形の先生がお休みという不運でしたがとりあえずレントゲンは撮り、
明らかな骨折が無いことを確認して、明日改めて翌日スポーツ整形のドクターに見てもらうことにしました。
そして次の日にもう一度付き添い病院へ行き症状を確認してもらうと、
やはり
「本来ならば2週間はギブスとは行かないまでもしっかりとした固定具を装着して安静が一番・・・・
だけど骨に異常が無いことから、最悪途中出場を目指して行くことは可能かもしれない。
将来を見据えて行くならここでしっかり治さないと再発を繰り返したり、本来の動きを取り戻せないまま
選手生活を終えるかもしれない・・・どこを目標にしたいのかは選手に任せるしかない・・・」
話を聞いていて痛いほどよくわかります・・・・
でも本人の決意は間に合わせたい!!
すこししてから調べると将来日の丸を背負って活躍することになるかもしれない選手。
正直じっくり治して活躍して欲しいと願う気持ちも強いですが、本人の出場したいという希望がある以上半端な治療で復帰されるのは絶対勘弁!!!
ただ当院はその子の家からは遠いため、泣く泣くその子の住む場所に近い整骨院へ通うことを勧め、
内容が微妙だったなら無理してでもウチへ来るように指導しました・・・・
なんと言っても患者さん第一!
ウチへ通って欲しい!当院へ通っていただければ何とか間に合わせる!!
そんな気持ちはスタッフ全員が持っていましたが、捻挫をした足で、ここまで来ていただくのは至難の業。
気になりつつも様子を見ていると、その後に一番炎症期の酷い日が過ぎてからは当院へ通ってくれたんです。
そこからは幸か不幸か患者さんへは地獄のような治療プログラム・・・・
なんて実際どう思っているかは寡黙な子なので黙って耐えていましたが、
鍼治療を混ぜながらガンガン治療を行いました(継続中)。
腫れはどんどん引いていきましたが後はしっかり動けるようになるかどうか。
ココからが勝負です。
これからは痛みを消しつつ、恐怖感無くプレーできるように根気強く治療とリハビリが必要になります。
4月の試合で活躍して欲しいと切に願っているところです。
今回来院があった数例のうち、写真に収めていた治療の一例をご紹介いたしますと、
賛否両論あるでしょうが、足根洞という足首の関節の奥への深刺と腫れを引かせる為のの刺鍼及び鍼麻酔をかねた治療などを混ぜながら
患部及び痛みをかばう他の筋肉や関節へのアプローチなどを行い早期回復・再発予防を図ります。
患者さんのニーズにこたえるべく我々は全力を尽くしますよ!!!
是非お困りの症状がございましたら当院へお気軽に問合せください!
それではまた来週!