やってはいけない! ~坐骨神経痛の巻~
みなさん、こんにちは。
おしょーです。
さて、ここ3ヶ月間ほど、苦しんで苦しみぬいた
おしょーの椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛も、
ようやく激痛のピークも過ぎたようで、だいぶ落ち着いてまいりました。
最近では痛みでのた打ち回ることもなくなってきました。
そして、先週このブログでご紹介しました、神経障害性疼痛のための薬「リリカ」の服用を中止し、
その離脱症状に、人生最悪の体調不良を経験していましたが、
それもようやく落ち着いてきたようです。
・・・つまり・・・・・・
だいぶニュートラルな体調に戻ってきました。
いやぁ~本当にどうなることかと思いましたよ。
痛い最中は、この先どうなってしまうんだか不安にもなりましたが、とりあえずは一息つけました。
で、おしょーも、この道の専門家として、
患者でありつつ、観察者であり、施術者としてじっくり自らの体を実験台にして、いろいろとやらせていただきました。
その三者の視点から、坐骨神経痛で、
これをやったらいけない!
これをやったら悪化する!
ということをいくつかお教えしますね。
実体験ものですから、100%実証済みの真実ではありますが、あくまで個人の体験による一つの意見として捉えて下さい。
①冷やすと悪化、温めると少し楽になる。
冷たいものをたくさん飲んだり、寒い格好をして体を冷やしたり、腹を出して寝たり・・・
とにかく腰回り、腹回りを冷やしてはいけません。腰の筋肉の血流が悪くなり、硬く緊張度が高まり痛みが強くなります。逆に心地よく温めると、腰の筋肉がほぐれて少し痛みが楽になります。あんまり熱すぎると逆効果のこともありますのでご注意を!ぬるめの入浴やシャワー当て、腹巻なんかもいいですよ。
②前傾姿勢は厳禁。特に長時間。
前傾姿勢といっても、極端な前屈みなんかでなくても危険です。どういうことかというと、立った姿勢で少しでも重心が前方に傾いているだけでも十分にダメージとなります。
おしょーの場合、キッチンでの作業が鬼門となりました。ほんの少し前重心なだけの作業でも、10分以上行い続けると激しく痛み始めます。
しかし面白いことに仕事でマッサージしているときも前傾姿勢ではあるのですが、もっと大胆に前傾姿勢でいかにも悪そうに見えますが、実はこっちの方が楽でした。手で押す=手で支えるとなって体重が分散していたからかもしれません。
③体重増加はあってはならない!
体重がかなり大きな負担となっています。特に立った姿勢でどんどん痛くなっていくタイプは、椎間板が重力に完全に負けて耐え切れなくなっています。
少しでも体重を減らせばその分楽になりますし、逆に増えてしまうと痛み倍増です。
④腰のマッサージは危険です。なるべくやらないように!
腰のヘルニアが原因だから、腰をほぐそう!と思ってマッサージなんかした日にゃあ、あとで泣きをみます。特にうつ伏せ状態での腰の骨回りの強いマッサージは絶対にしない方がいいでしょう。
最悪、腰のサイドからソフトに凝り固まった筋をほぐす程度です。
それ以外の場所、例えば実際に強い痛みの症状の出やすい、臀部、太もも裏、膝裏、ふくらはぎ、足などはやってもいいです。
もちろん、原因は腰のヘルニアからくる神経痛ですので、以下の部分には病巣は何もないのですが、ここのマッサージをおろそかにしてはいけません。
それぞれ痛くなった場所は、その痛みによって筋肉が強く緊張し、血流が悪くなって硬くなっています。
その状態では、神経痛の症状がより強く感じる結果となります。病巣とは関係ないとはいえ、その症状の出ている部分をほぐすだけでも、当面の痛みの緩和に十分効果を発揮します。
もちろん元から治ったわけではないので、またすぐに痛みがぶり返してしまいますが、それでも一時の痛みの緩和は、この病気と付き合っていく上で大事なインターバルとなることでしょう。
⑤電気治療はほとんど意味がありません。やってもやらなくても同じです。
通常の電気治療では、腰の椎間板付近まで影響を与えることはほとんどできません。周りの筋肉が少し血流がよくなってほぐれる程度です。改善にまで至ることはほぼないでしょう。
それならば是非、鍼治療をおすすめします。
⑥湿布もたぶんほとんど無意味。
いまは消炎鎮痛成分の入った湿布が主流ですが、病巣の炎症が強いときはそれなりの効果が期待できるかもしれませんが、物理的な神経圧迫などによる痛みには効きません。それに効くような成分は入っていませんので。気休めです。
⑦そして神経障害性疼痛薬「リリカ」にはじゅうぶん気をつけて!
おしょー的には、できれば飲まないほうがよい!と個人的に思います。・・・後悔しましたし。
おしょーのヘルニアの突出は1cm弱なので、あるいは手術適応レベルでしたが、それでも少し時間はかかっちゃったけど、確実によくなってきています。
自己治癒能力とはすごいものです。
おしょー