運動時に鼻血が出る理由
8月に入り、仙台も30℃越えが多くなってきていますね。ワンリキーです。
夜は涼しくて過ごしやすいですが、日中との寒暖の差が激しく体調を崩されている方が多いんではないでしょうか?
先日、楽天イーグルスベースボールスクールのトレーナーとして帯同した時の話ですが、
鼻血を出す子供が多かったのが気になりました。
まず、運動時に鼻血が出やすい理由として
「運動によって血圧が上昇することが原因」と考えられます。
一時的にでも血圧が上昇すると、血管には負担がかかるので鼻の粘膜の薄い部分から出血してしまうことが多いのです。
また、ほとんどの鼻血は粘膜の薄い「キーゼルバッハ部位」というところから出血します。
このキーゼルバッハ部位は毛細血管が集中している部位でかつ粘膜が薄いため、日常生活の些細な衝撃でも出血してしまいます。
特に、今回は野球スクールということで子供ばかりだったのと、粘膜がデリケートな為に鼻血が出る子が多かったのだと思います。
また、1泊2日の合宿だったために普段との生活とのギャップにより血圧が安定しなかったことも要因と考えられます。
鼻血が起こった際は、小鼻(両側の鼻先の小さく膨らんだ部位)を強くつまめば数分で止血できます。
ティッシュなどでの止血は鼻の入り口に詰めるだけでは効果がないため、鼻の奥まで入れ圧迫します。
また、運動している際は血流が良くなっているため鼻血が止まりにくい場合があります。
その際は、冷水などで冷やしたタオルなどで首筋や眉間を冷やすと効果的です。
たいていの鼻血は15~20分で止血しますが、30分以上も鼻血が止まらない場合は何らかの病気を疑い、病院の受診をお勧めします。
普段からの食事や生活習慣などで予防ができることもあるので、規則正しい生活を心がけましょう!