意外に多い梅雨時の頭痛
みなさん、こんにちは。
院長のおしょーです。
九州、名古屋、その他の地域でも“梅雨”の一言では片づけられない未曾有の豪雨で大変な被害が出ております。
ここ仙台では、まだあのような大雨に見舞われてはおりませんが、今の日本、どこであっても安心できる場所がないほど、異常気象や地震などの自然災害の予測がつきづらくなっていますので、まったく他人事ではなく、常に気を引き締めておかなければならないように思います。
さて、“梅雨”といえば・・・
この時期に、宮町鍼灸整骨院にも、
頭痛
を訴えられて来院される患者様が多くいます。
明らかに他の時期より多いです。
なぜでしょうか・・・?
これには2タイプあります。
一つは、気候の変化、特に気圧の変化により引き起こされる頭痛です。
梅雨時は、梅雨前線が行ったり来たり・・・で気圧も上がったり下がったりで、
特に、気圧が急落するケースが多いことが特徴です。
“気圧が下がる”というと、何か下に落ちていくようなイメージが湧きがちですが、実際は上昇気流が発生しているのですから、空気が上に上がっている状態です。
つまり、気圧が下がる=大気の圧力が減っている=地上の空気の量も減っている
ということになりますので、私たちが呼吸する空気・・・すなわちその中の酸素の量が微妙に減っています。
それは息苦しさを感じるレベルではないのですが、血液中の酸素濃度には影響する場合もあります。
体内で最も酸素を必要として、最も酸素を消費しているのは「脳」なのですが、
血液中の酸素濃度が少ないと体内センサーが判断すると、自動的により多くの血液を流し込んで必要量を賄おうとして、血圧が上がったり血管が拡張したりします。
さらに気圧が低いと、身体に対する大気の圧力も減ることになるので、身体全体の血管や神経も膨張傾向に働き、これも血管の拡張、神経の過敏を引き起こします。
血管には神経が張り巡らされており、急激な血管拡張は神経を強く刺激してしまい、特に血管の影響を受けやすい脳が、血管性の頭痛・・・いわゆる片頭痛を起こすことになるわけです。
この時期に頭痛を起こしやすい人は、以上の理由から、気候や気圧の変化の影響を受けやすく、またその変化に弱い人です。
逆に変化に強い人は、頭痛を起こすことはあまりありません。
この違いは何か!?
・・・これはやっぱり自律神経の状態ということが一つ言えます。
自律神経のバランス・リズムが良ければ、環境の変化に対しても弾力性と耐性が発揮されて、崩されることが少ないです。
逆に自律神経が乱れていると、もろに環境の変化に影響されて、さらに自律神経が狂い、身体や精神にその影響が現れてしまいます。
あと一つ、この時期から、そろそろガンガンにエアコンを入れ始める時期で、その室内外の温度変化によっても自律神経は影響を受けてしまいますので、弱い人はまさに弱り目に祟り目ということになります。
宮町鍼灸整骨院では、この時期特有の自律神経の乱れを整える、鍼灸治療を行っております。
頭痛にもよく効きます!
おしょー