坐骨神経痛・・・ふやける椎間板!?
みなさん、こんにちは。
仙台市青葉区にある宮町鍼灸整骨院 院長のおしょーです。
今日は坐骨神経痛のお話。
坐骨神経痛を患う方で、朝がいちばんつらい・・・
と、おっしゃる方が結構おります。
夜、ゆっくり休んで、いちばん元気なはずの朝になぜ!?と思われるかもしれませんね。
寝方が悪いのかな?
布団が悪いのかな?
・・・なんて悩む方が多いのですが、そうではありません。
この、朝いちばん症状が強くなってしまうパターンの原因の一つに、
椎間板
の問題があります。
・・・そう、「椎間板ヘルニア」とかで聞いたことがある方も多いはず、その「椎間板です」
椎間板は、背骨1コ1コの間にある、クッションのようなものです。
2層構造の円板上のもので、外側が線維輪と呼ばれる軟骨組織でできていて、その中にゼリー状の髄核があります。
ぜんぜん違いますが、なんとなく「カントリーマァム」のようなかんじです。クッキーの部分が線維輪、中のチョコクリームが髄核みたいな・・・。
その中身である髄核が、外側の線維輪を破って、外に飛び出てしまったのが、「椎間板ヘルニア」です。
これは、坐骨神経痛の主要な原因のひとつですが、
髄核が飛び出ずとも、椎間板がひしゃげて形が変わって出っ張ってきたりしても、坐骨神経痛の原因になるときがあります。
「ヘルニア予備軍」とか「プチヘルニア」とでもいいましょうか・・・
「椎間板症」というのが正しいですかね。
そういう方は、朝もっとも不調である、と言う方が多いようです。
なぜでしょう・・・?
これは、夜、寝ている間に、椎間板が周囲の水分を吸収して、通常より体積が増えてしまうところに原因があります。
ちょうど、乾いたスポンジが水を吸収して膨れるようなことが、椎間板でも起こる訳です。
寝ている体勢は、すなわち背骨と椎間板が重力から解放されている状態です。
起きている時は、縦に圧縮されているような状態ですが、横になっているとその圧縮から解放されて減圧に進みます。
その際に、周囲の水分を吸収してしまいます。
そして朝、起きた時は、水分をたっぷり含んでふやけて大きくなった椎間板が、神経を圧迫したり、炎症箇所を刺激したりします。
これが朝調子の悪い所以です。
でも、朝、最悪に調子悪くても、頑張って起きて活動していると・・・
“まし”になってきます。
椎間板が、再び重力による縦の圧縮を受けて、押しつぶされ、
ちょうどスポンジをしぼったかのように、含まれた水分が押し出され、平常時の椎間板の体積に戻るからです。
いわゆる、動いているうちに落ち着いてくる、というやつです。
こういうパターンの坐骨神経痛の方には、
宮町鍼灸整骨院では、通常の坐骨神経痛治療にプラスして、
お灸!
をします。
お灸は、余計なむくみや水分をどかすのにとても効果があるのです。
こんな悩みをお持ちの方、どうぞお気軽にご相談ください!
おしょー
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