交通事故の治療中に気をつけること
交通事故に遭って治療を受ける。
被害者は「私は被害者よ!」という意識が強くなります。
「加害者よ!しっかり補償しなさい!」と。
間違いではありません。
しかし、日本の法律上は本来、
【被害を受けた人が一度全額を負担した後にその被害総額を加害者へ請求し補償してもらう】
というのが原則です。
しかし…
突然被害に遭い、損害を自分で終了するまで負担していくのは被害者に相当の余裕がない限り大変なことですよね?
そこで関わってくれるのが加害者側の保険会社なわけです。
保険会社は、いったん自分で建て替えるのは大変でしょうから、全部私共が支払いますので、行きたい病院を決めたら連絡してください。
と言ってくれます。
とっても親切ですよね?
・・・・
しかし、それは親切心からではありません。
早く被害者と接触し、治療費が大きくなる前に、あるいは高額な治療を受けて請求がドカッと来るのを防ぐために働きかけるのです。
保険会社は営利企業なので少しでも支払額を少なくし、一人でも多く保険を普及することにより、より多くの人を救済するという考えのもと行っています。
なので、「うそ」「脅迫」を言わないうえで自由に交渉してきます。
あくまで保険会社が負担をしなくて良いように。
通院中や通院をこれから始めようとする際に、保険会社のスタンスによってアレコレ制限をかける言い方をしてきます。
しかし、鵜呑みにしないでください。
難しいですが、保険会社の担当者は事故の交渉を一人頭数十件から百数十件も抱える百戦錬磨の担当者。
かたや被害者の多くは突然被害に遭った、経験もなにもよく分からない弱者です。
保険会社の担当者から何か制限を掛けられるようなことがあったり、疑問に思うことがあればすぐお声がけください!!
本当にその制限は正しいのか、あるいは担当者の私的意見なのか。
自己判断で即答する前に必ず当院スタッフへ。