足関節捻挫 痛める靭帯と冷やし方

足関節の捻挫は多くの方が経験したことのある怪我だと思います。

捻挫と一言にいっても一体足首になにが起きているのか。捻挫をした時なにをすればいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
そもそも捻挫とは関節の安定性を担っている靭帯が伸ばされているあるいは切れている状態のことです。

足関節捻挫には大きく二種類あります。
・足首が内側に曲がって受傷するいわゆる内返し捻挫
・足首が外側に曲がって受傷するいわゆる外返し捻挫

内返し捻挫で負傷しやすい靭帯には
足首の外側にある前距腓靭帯・後距腓靭帯・踵腓靭帯・二分靭帯があります。
また、内返し捻挫では足首の外側が伸ばされるため、外側の筋肉も同時に伸ばされその筋肉が付着する部分の骨が引っ張られ、骨折に陥る場合もあります。この骨折のことを下駄骨折と呼ばれています。


外返し捻挫で負傷しやすい靭帯には足首の内側にある三角靭帯があります。
また、内返し捻挫と同様に足首の内側が伸ばされ、いわゆる内くるぶしの部分が骨折する場合もあります。


日常生活などで捻挫をしてしまった場合は即時に冷やすことで炎症をすこしでも抑えることが重要です。

やむ終えない場合は湿布でも構いませんが、できるだけ氷嚢での冷却が好ましいです。保冷剤でも大丈夫ではありますが、冷やし方によっては凍傷を起こす可能性があります。

氷嚢はビニール袋に氷を入れ袋の中の空気を抜き口を縛ります。
この時入れる氷は霜がついていない氷を使用してください。
氷嚢ができたら患部に当てて、15〜30分冷やします。
最初は冷たさを感じますが、徐々に針で刺されるような痛みを感じその後無感覚になります。無感覚になれば氷嚢を患部から外します。
その後痛みが出てきたら再度冷やしていきます。

足首の捻挫と言われるとパンパンに腫れるイメージがありますが、足首の捻挫は靭帯の損傷の程度とは必ずしも一致しません。骨折をしていても普段通り歩くことができる患者さんもいるのです!整骨院では捻挫・骨折・脱臼の応急処置が可能です。足首を捻った際には一度整骨院に来ていただければ安心です。

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