胸郭出口症候群〜腕の冷え・痺れ〜

胸郭出口症候群の症状は、吊り革につかまるときや、洗濯物を干すとき、お風呂上りのドライヤーの時など、腕を挙げる動作で腕の痺れや、冷え感、肩や肩甲骨周囲に痛みが生じます。ときには刺すような痛みと、痺れ感などの感覚障害に加え、手の握力低下と細かい運動がしにくいなどの運動障害があらわれることもあります。

手の方にいく神経や血管は、①前斜角筋と中斜角筋の間(首にある筋肉と筋肉の間)②肋鎖間隙(鎖骨と第1肋骨の間)③肩甲骨烏口突起後方(胸の筋肉が付くところ)を走行しており、それぞれの部位で絞め付けられたり、圧迫されたりします。

絞扼部位によって、斜角筋症候群、肋鎖症候群、小胸筋症候群(過外転症候群)と呼ばれますが、総称して『胸郭出口症候群』といいます。

なで肩の女性や、重いものを持ち運ぶ労働者で、前述の症状があれば、胸郭出口症候群の可能性があります。

自宅で簡単にできる検査法として、【ルーステスト】別名*3分間挙上テストがあります。肘を曲げ肩の高さまで持っていき、指をグーパーさせると、手指のしびれ、前腕のだるさのため持続ができず、途中で腕を降ろしてしまいます。自宅で簡単にできる検査法となっていますのでもしかして?と思った方は一度やってみるといいかもしれません。

手の痺れや冷え感でお困りの方は、一度問い合わせていただければと思います。

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