交通事故による頭痛・めまい・気持ち悪さは?

火曜日のブログ担当の和田です。

次週に続いて交通事故後に起こる症状を解説していきます。

・事故に遭った際に首に起こる事

・むち打ち症は4つに分類される

・バレー・リュー症候群とは?

・頭痛やめまい、吐き気の原因になる事

※ここから先についてです。上記は先週の記事をご覧ください。

・星状神経節とは?

・当院ではどの様に施術するのか?


○星状神経節とは、第7頚椎前面にある自律神経節(中継点)で左右に1対あり、そこから枝分かれした神経は顔や首、上肢などへ分布します。交感神経は血管の運動や発汗、その他活動的になる為に必要な事をつかさどるため、バランスを崩すと、怪我の損傷に合わないヒリヒリ、焼け付く様な異常な痛みを引き起こしたり、めまいや聴力障害、血行障害、異常な倦怠感などを来たす事もあります。症状が強い場合にはペインクリニックなどで、この星状神経節に対して局所麻酔による一時的に麻痺、遮断させる事により、交換神経の過緊張を軽減させる治療「星状神経節ブロック」を行う事もあります。

※分かりずらいですが白いようなクリーム色の様な場所が交感神経幹です。

【適応となるのは】

頭頸部〜上半身の痛み(筋筋膜性疼痛・神経障害性疼痛)、顔面神経麻痺、耳鳴りめまい 聴力障害(メニエル・突発性難聴など)、全身性自律神経異常、上肢血行障害(レイノー病など)などなど

○当院ではどの様に施術を行うのか?

主に整骨院分野で診ていくことが出来るのは先に述べた分類でいう①の頸椎捻挫型、②の神経根症状型、③バレー・リュウ-型の一部であると思います。

事故発生からどの時期にあたるかに合わせて、物療機器や徒手療法を活用して施術いたします。

事故から間もない時では炎症反応があり、頭痛も鋭い痛みを訴える事が多いです。そのような時には、Aδ神経の興奮を抑制する電療機器を活用して痛みの抑制を行いながら、徒手による軽いマッサージ、各所の関節に対してボキボキすることの無い矯正を行いながら回復を促します。

事故から数日〜数週間の経過を辿ると鈍く苦しい痛みを訴える方が多いです。これはC神経と言って最初の痛みとはまた別の神経が興奮する事によって引き起こされると考えられ、初期とは違う周波数の電療機器を用いて適切に神経の興奮による疼痛の抑制を行いながら徒手による血行改善、筋緊張緩和回復を促します。

あくまで一人一人の症状に合わせて、徒手療法・電療・特殊電療・鍼灸・運動療法を行い、早期回復を目指します。

神経の興奮抑制の電療機器は刺激感が強いものであるため、希望されない方への無理強いはしません。また、本来は特殊電療と言って通常の保険内で行う電気療法とは違うため、効果を期待してより多く受けたいという場合には、加害者側の保険会社とご相談の上、保険会社で負担していただくかご自身で負担していただくか説明をさせていただきます。

また、必要に応じて専門医院のご紹介も行いながら、お怪我をされた方が完治へと向かう様にサポートさせていただきます。

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