コルセットやサポーターの着けっぱなしって!?
みなさん、こんにちは。
宮町鍼灸整骨院・院長のおしょーです。
今日は、腰や膝のトラブル時に装着するコルセット&サポーターについて、
患者様からとてもよくいただく疑問についてお答えしたいと思います。
それは・・・
腰なり、膝なり、痛めてしまって、当院にいらして、
治療後、固定させて安静状態を少しでも高めたいときに、
コルセットやサポーターをご購入いただいたりするのですが、
その際、
「コレって、ずーっと着けっぱなしにしてていいんですか?」
とかなんとか・・・ひじょーによくいただく質問です。
これに対し、当院では、
「大丈夫ですよ。痛い時はしっかり固定してください」
「ただし、寝るときと、お風呂に入るとき(当たり前!)は、はずしていいですからね」
と説明し、腰のコルセットのときは、さらに、
「食事のときもお腹を圧迫し過ぎてしまうことが多いので、痛み少なく座れるときは、
コルセットを外すか、緩めるかしてもいいですからね」
と言っています。
そう説明しても、
「えっ、でも、ずーっと着けっぱなしだと、筋肉が弱っちゃって、かえって悪いって聞いたことあるんだけど・・・」
なんて返されたりします。
しかし、この考え方は、少し間違っています。
一見、コルセットに頼ってしまうせいで、筋肉を使わず楽させてしまうので弱っていくように思えるかもしれませんが、そもそも筋力の低下は、コルセットに頼る分程度では、そう簡単に落ちません。
もちろん、厳密に言えば、動かす量が減れば、筋力は徐々に低下しますが、コルセットをしたからといって、完全に体を固定し動くことができない、という状態を作り出すことはできません。
簡単に言うと、次の2つの状態を較べて、どちらが筋力が落ちるか?を考えてみてください。
①コルセットをしない→痛いし不安定で動かせない→なるべく安静にして寝た状態でいる
②コルセットをする→安定感が生まれ痛みも軽くなる→少しは動ける→それなりに動いて生活する
どうでしょう?
どちらが筋力低下すると思いますか?
①ですよね。
そうです!
コルセットをするメリットは、固定安定させるだけでなく、
それによって、少しでも動けるようにサポートすることなのです。
“動く”といっても、もちろんいろんなケースがあります。
極力安静にしたほうがいいほど重篤な腰痛の場合は、コルセット云々の場合ではありませんよね。
そういうときは、なるべく寝ててください。
どうしても動かなければならないときのみ、装着しましょう。
そうではなく、動けないほどでない、とか、痛くて動きたくないけど、仕事などで、どうしても動かざるを得ない場合などは・・・
がっちり装着しましょう。特に動いて活動するときはずっと装着しっぱなしでいいんです。
また、治りかけている時でも、少し強く体を動かしそうな時も、遠慮せず装着です。
再負傷や悪化の予防になります。
コルセット・サポーターの一流メーカーのダイヤ工業さんのパンフレットではこんな風に説明されています。
『筋力低下は身体を動かした時に生じるトラブルが気にかかり、
運動量を減少するために起こるといわれています。
サポーターを着けることによって動くことへの不安をなくし
運動量を落としにくくします。
2008年の論文では以下の研究結果が発表されています。
健康な29人の中からコルセット装着者を20人、コルセット非装着者を9人ランダムに振り分けました。実験期間は3週間で、実験開始時と3週間後の体幹の屈曲・伸展の筋力がどう変化するかを測定しました。
結果は、実験開始時と3週間後にどちらの群も筋力に差が無いというものでした。この研究結果から、健康な人が3週間コルセットを着けても筋力が低下しないということが発表されています。』
・・・ということです。
宮町鍼灸整骨院では、このダイヤ工業さんをはじめとする、選りすぐりのコルセット・サポーターを
常時取り揃えております。(売り切れの時もありますが)
正直、その辺で市販されているものとはレベルが違います!
圧倒的に効果です。
腰痛、膝痛の折、ご用命があればいつでもどうぞ!
おしょー