側弯症と座屈現象
みなさん、こんにちは。
宮町鍼灸整骨院 院長のおしょーです。
側弯症って、なんで起きてしまうの?
とてもシンプルな疑問ですね。
「姿勢が悪かったから!」
・・・と思い込んでいる人がけっこう多いのではないかな?と思いますが、
そうではありません。
いや、厳密に言うと、そういう人もいます。でもここでは「特発性側弯症」という思春期の頃をピークに、さしたる原因もなく側弯を発症してしまうケースで言うと、悪い姿勢が原因なのではありません。
んじゃ、原因は??
というと・・・実はまだよくわかってはいません。
少しずつ研究が進んで、いくつかわかってきたこともありますが、完全無欠の決定打な原因はまだ見つかりません。
その中で、「座屈現象」というものがあります。
これは、側弯症の発症原因というよりは、なぜあのような形に変形していくのか?
その力学的なメカニズムの一説として考えられるもので、
「柱などが軸方向に圧縮力を受けた場合、ある閾値を超えると急に形を変え弯曲してしまう力学現象」
のことで、ここでいう「柱」=「背骨」に当たる訳で、この背骨という人体の柱が、頭の重さを支える際に生じる圧縮力により、背骨が弯曲することになります。
柱=背骨の剛性が何かしらの理由で弱ければ、発症する可能性が高くなるはずで、事実側弯症となった多くのケースで、線が細く骨も弱そうな体型であるということがわかっています。
そして、この座屈現象の曲がり方というのも不思議なパターンがあって、なんとなく適当に曲がるのではなく、なぜか右に曲がりつつ左に回旋しながらつぶれるように変形していくそうで、これが側弯症の変形パターンとそっくりです。・・・なんか関係ありそうですね。
特に背骨というのは、単なる円柱状の棒という訳ではなく、複雑な形をし、強い軸と弱い軸などがもちろんあるはずで、そこから考えると、圧縮座屈(オイラー座屈)ではなく、横座屈(曲げ捩れ座屈)に則って変形していっているのだなーと思います。
つまり、特発性側弯症というのは、姿勢の悪さではなく、
何らかの理由で・・・たとえば遺伝、たとえばメラトニン欠乏、たとえば骨代謝異常などで、背骨の剛性が不足し、支持力が圧縮力に負けてしまった場合に発症すると考えることができます。あくまで仮説ですが。
このような背景を想定しながら、支持力を取り戻すための重心の作り方や、それを継続させるための筋力や柔軟性やバランスを整えていくのが、これから宮町鍼灸整骨院で行おうとしている側弯症トレーニングプログラムです。栄養学とかにも触れていきたいと思っています。
こんな感じの施術受けたい側弯症にお悩みの方、あるいはお子様が側弯症っぽくてお悩みの親御さん、いらっしゃいませんか~?
いまなら、無料モニター募集中ですよ。
期間は2月末日までの募集となります。
それ以降は有料メニューになると思います。
よろしくお願いします!
おしょー