肩を上げるとぶつかる感じがする…
前回までは四十肩•五十肩についてお話ししてきましたが、今回はインピンジメント症候群についてお話ししていきます。
インピンジメント症候群とは、腕を上げた時に上腕骨(腕の骨)骨頭の大結節が烏口肩峰アーチ(肩甲骨の突起と突起を結ぶアーチ)を通過する際、腱板や滑液包が肩峰と衝突し、疼痛を引き起こす病態です。
なお、インピンジメント(impingement)とは衝突する、突き当たるという意味です。
主な症状としては
・腕を肩の高さより上で使用したときの痛み(運動痛)
・腕を上げていくときの引っかかり感
・筋力低下
・夜間痛(夜に痛くて目が覚める)
その他に急性期では熱感(熱をもっている)が見られます。
主な病態、どうして痛みが出るのかについては次回お話しします!