上着の要らないぐらい暖かい日もあれば、冬用アウターを着ようかなと思うほど寒い日もある春。
春は、『春バテ』といわれる不調が起こりやすくなります。
《春バテとは》
・眠りが浅い
・何かしたわけでもないのに体がだるい
・疲れが取れづらい
・理由もなくイライラしがち
・なんだかやる気が出ない
・夜は眠れないのに昼間眠い
などの不調が起こりやすくなります。
春は、1年の中で最も寒暖差が大きくなる時期。
1日の中でも、昼間は暖かいのに、夜は寒い。
前日は20℃を超える暖かい日だったのに、今日は10℃ちょっとしかない。
など、ジェットコースターのように気温が変化します。
また、春は新生活が始まる人も多い季節。
新しい環境に慣れないストレスを感じる方や、環境が変わったことにより忙しくなる方も多いと思います。
自律神経には、起きている時や緊張しているときに優位になる『交感神経』と、
寝ている時やリラックスしているときに優位になる『副交感神経』があります。
普段はうまくバランスを取りながら働いている交感神経と副交感神経ですが、
気温差や、精神的ストレスがかかる状況が続くと、バランスが崩れて不調が起きてしまいます。
これが春バテの原因となります。
《当院での治療》
当院では、『長野式鍼灸治療』といって、脈診・腹診などを用いて身体の状態を診察し、
鍼灸治療によって不調の原因を取り除いていきます。
自律神経の乱れている状態だと、お腹を触ったときにドクドクと拍動を感じたり、
脈が速くなる方が多いです。
患者さん1人1人の状態に応じて、手足やお腹のツボに鍼やお灸をしていきます。
鍼灸治療を受けていただく以外に、セルフケアとして、おうちでもお灸をしてもらうのがおすすめです。
《お灸セルフケアのすすめ》
お灸でのセルフケアは、とっても簡単。
なんと…ツボにお灸を置くだけ!
自律神経を整えるには、身体を温めるのも大切!
お灸中は、携帯などは触らずに。
『吐く』ことを意識しながら、ゆっくり呼吸してみてください。
普段、吸うことに一生懸命になり、身体に力が入りがちになっている方が多いので、しっかり息を吐いてリラックス。
足の甲、親指と人差し指の骨の間をなぞっていってぶつかるところにある『太衝』というツボがオススメです。
4/22(土)にお灸教室を開催しますので、お灸の使い方が気になる方はぜひご参加ください♪
筆者:鈴木悠華
Instagram:anu_sendai
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