変形性膝関節症の原因はさまざまありますが、そのひとつとして、筋機能不全によるものがあります。
膝周りから足首までつながるもので代表的な筋肉は腓腹筋ですが、この腓腹筋に血行不良や硬さが生まれることによって足首の動きが制限されます。(主に背屈制限)
腓腹筋に硬結や血行不良が生まれ、徐々に足首の動きが制限されると膝の動きに影響が出やすくなります。主にそれが膝の伸展障害と呼ばれる、膝が伸ばしにくい現象です。この伸展障害が変形性膝関節症の治療で1番のポイントになります。
さらに伸展障害が続くと、大腿四頭筋が緊張状態になり、膝蓋骨の動きが悪くなり膝関節の変形が進行してしまいます。
こういった機能不全が変形性膝関節症の原因の一つとして挙げられますが、大事なことは膝関節だけ評価するのではなく、上下1関節、すなわち足関節、股関節の動きを確認する必要があるということです。
皆さんも膝だけでなく、足関節や股関節の動きなどを自分の身体状況を確認する指標にしてみてください。
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