変形性膝関節症について④

第4回 変形性膝関節症についてです。
今日は前回の続きである②内側構成体についてお話しします。

膝関節内側部分で有名な筋肉の集まりとして、鵞足という組織があります。
縫工筋、薄筋、半腱様筋から成り立つことでも有名で、この組織が炎症を起こすことで発症する鵞足炎は膝の内側に痛みが発生します。
ではこの中でハムストリングスに関係する筋肉はどれでしょう?








半腱様筋です!

この筋肉は主に膝関節の屈曲に作用しますが、もう一つ内旋という動きに働きます。この内旋という動きがキーワードになってきますが、半腱様筋の動きが弱まったり、制限されてしまうと内旋の動きが弱まってしまい、膝がどんどん外側の方向にアライメント異常が起こってしまいます。この異常が変形性膝関節症の原因になってしまいます。

ハムストリングスの肉離れ等、太ももの裏側を怪我されたことのある方は、変形性膝関節症のリスクが少し上がってきますので早めの運動療法をおススメします。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。